My First Love

浜田省吾 My First Love歌詞
1.光と影の季節

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

やけつく砂漠で見上げた太陽
綺麗な街 見とれて迷い込んだ路地
果てなく続いてるフリーウェイの彼方
荒れ狂う海を越えて目指した港
光と影 興奮と失意
でも どんな時にも想うことは ただ…
君に逢いたくて戻って来たよ
長い旅路の果てに見つけた絆

静かな雪原に沈んでく夕日
大都市 汗ばむ午後 鄙びたホテル
谷間に架かる橋 尾根を渡る風
優しい一夜だけの湿った肌
光と影 過ちと償い
でも どんな時にも想うことは ただ…
君に逢いたくて戻って来たよ
長い旅路の果てに見つけた絆

光と影 栄光と挫折
でも どんな時にも想うことは ただ…
君に逢いたくて戻って来たよ
長い旅路の果てに見つけた絆

長い旅の途上で夢見た季節


2.この夜に乾杯!

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

心の準備いいかい!?
夜はこれから
君が幾つだろうと 何をしていようと
恥ずかしがらないで叫んでくれ
ステージの上 最高級のバンド
全身でビート 感じてくれ
この夜に乾杯!始めるぜParty!

服を一枚づつ脱いでいくように
怒りも退屈も沈んだ気分も
投げ捨て大声で叫ぶんだ
オレはヴィンテージの最高級のワイン
舌の上で味わってくれ
この夜に乾杯!一夜限りのParty!

上手く踊れなくても 君が腰を振るだけで
切なくて 眩暈して 登りつめてく絶頂

生きる意味なんて もう見つからなくても構わない
生きている喜びを感じていたい毎日

日々の暮らしが どんなものか知ってるぜ
オレも手を焼いてら
今夜 吹き飛ばすんだ 両手挙げWow-oh!
ステージの上 最高級のバンド
全身でビート 感じてくれ
この夜に乾杯!待ち焦がれたParty!
人生に乾杯!この夜に乾杯!


3.旅立ちの朝

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

闇に光が斜めに差し込んできて
記憶出来ない夢を潜り抜けて
目覚めた朝は旅立ちにふさわしくて
土砂降りの暗い空 光る稲妻

胸の痛み 感じないように
機械的に荷作りして
ずぶ濡れのままタクシーに荷物積んで
長く暮したこの部屋 遂に出てゆく

コーヒー片手に窓の外を見ている
あの娘の姿 思い描く
でも その横には彼女の新しいボーイフレンド
満たされて眠ってる あのベッドで

空港で訪ねる
「次に飛び立つフライトの席はまだあるか?」
どこでもいいさ
どこでも同じようなもの
彼女のいない国へと飛んで行くのさ
雲の上は青空 旅立ちの朝


4.Thank you

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

スノッブな君が まさかあんな安モーテルで手首切って
真夜中に救急病棟 運び込まれるなんて
悪い冗談 聞かされてるみたいだったぜ でもとにかく…
今も君がこの世界に生きていることに Thank you 本当だぜ

財布一杯のクレジットカード
体中に高そうな宝石
似合うだけに心配だった 誰に買ってもらったのか…
悪い噂が友達の中で飛び交ってたけど…
今も君がこの世界に生きていることに Thank you

まるで君は自分を燃やして辺りを照らす太陽
燃え尽きることなんて無いと思ってた
でも そりゃ無理だぜ

今も君がこの世界に生きていることに Thank you

「看護婦に聞いたよ こう言ったんだって?
もし誰か呼ばなきゃいけないなら
親なんか呼ばないで この番号の人を呼んでって
何故オレなんだよ? まぁ嬉しかったけどさ…」

友達は「あんな女やめときなよ」って言うけど
誰も本当の君を知らない
子供の頃のことや オレ達二人だけの時の優しい笑顔や仕草
今も君がこの世界に生きていることに Thank you
君がこの世界に生きていることに Thank you 本気だぜ


5.デスク越しの恋

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

ふたつデスク越しに 君が仕事中に電話かけてきて
すぐ切ってウインクする
重い仕事ばかり重なって
この頃は二人きり食事する時間もない日々

誰もオレ達二人の想いに気付いてない
手を伸ばせば 互いに抱き寄せられるのに

仕事終えて帰る君の後ろ姿 見送って
オレはまた頭抱えてる

ひとりきりのオフィスに 真夜中鳴るベル
受話器の向こう 君の声「頑張ってるね!」と…

「おやすみ、また明日…」
電話切った後の静寂の中で オレの傷は癒えてゆく
オレの傷は癒えてゆく
傷は消えてる


6.誰かどこかで

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

ここじゃないどこかを心に描いて
君はスポーツバッグに着替えを詰めて
あの冬の朝早く 電車に飛び乗り
生まれ育った町 車窓から見てた
きっと何も見つからないって分かってた
でもひとりで旅を始めた
もっと高く もっと遠くへ 夢の翼ひろげて

金曜日の混んだBardeオレを誘って
夜が更けるまでクラブで踊って
Kissさえもしないくせに
ホテルの部屋で オレの肩越しに日の出を待ってる
きっと何も見つからないと分かってる
でも全てを確かめてみる
もっと熱く もっと静かな恋の炎 探して

似たもの同士のオレと君の出逢い
不思議なかたちをした心模様

きっと何も見つからないって
互いの瞳の中 探してみる
ふいに何も見えなくなった
何故か涙あふれて
ふいに涙あふれて


7.I am a father

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

額が床に付くくらい頭を下げ毎日働いてる
家族の明日を案じて 子供達に未来を託して
傷ついてる暇なんか無い 前だけ見て進む
スーパーマンじゃない
ヒーローでもない
疲れたどり着いた家 窓の明かり まるでダイヤモンド
I am a father.

TVニュース観るたびに 子供達が巻き込まれた事件
ドアの外 すぐそこまで近づいてること感じて眠れない
嘆いてる暇なんか無い 命がけで守る
チャンピオンじゃない
リーダーでもない
妻と今日一日を 無事に過ごせたことを祈ってる
I am a father.

子供が幼く尋ねる「何故人は殺し合うの?」
抱き寄せ 命の儚さに熱くなる胸の奥…

He was so lonely in the days of youth.
He never thought of fatherhood.
But now his life is like a Merry-go-round.

迷ってる暇なんか無い 選んだ道進む
ムービースターじゃない
ロックスターでもない
明日は今日よりも良い日になることを信じてる
I am a father.
かつて夢見る少年だったこのオレも今ではFather.


8.花火

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

娘はもう二十歳 恋人もいる年頃
下の子はサッカー好きの男の子で 次の春には高校
あの日 すぐに帰るつもりで車を車庫から出して
アクセル踏み込んだ
すぐに帰るつもりで家を出て
もう5度目の夏の夜空に花火

暮らしには困らぬように稼ぎはすべて送った
今でも部屋には幼いままの子供達の写真
何故か すぐに帰るつもりで車を車庫から出して
アクセル踏み込んだ
すぐに帰るつもりで家を出て
もう5度目の夏の夜空に花火

これがオレの物語
君の心 失っても 隠せない

二人 河のほとりを歩く 人波に押されて
はぐれないように強く指と指からませて
見上げれば 涙で滲んだ夏の夜空に花火
夏の夜空に花火


9.初恋

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

海辺の田舎町 10歳の頃
ラジオから流れてきた“The Beatles”
一瞬で恋に落ちた
教室でも家にいても 大声で歌ってた
“I wanna hold your hand”
“Please please me”“Can't buy me love”

“Bob Dylan”“The Young Rascals”
“The Beach Boys”“The Motown & The Memphis Sound”
仲間とバンド組んで 髪を長く伸ばして
時代は60年代“Love Peace & Rock'n' Roll”
「未来は明るい」と信じていた
1974年21歳になった年「旅の暮らし」が始まった
オレの初恋はRock'n' Roll
そして今も夢中で追いかけてる

迷いと混乱の中 沈んでいた70年代
救ってくれたのは“Bruse Springsteen & Jackson Browne”
鐘が鳴るように蘇る“Old time Rock'n' Roll”
心の中 叫んだ “Bringing it all back home”
「アメリカ生まれのRock'n' Rollやっているオレは誰だ…?」
自分を探した「J-Boy」in 1986
オレの恋人はRock'n' Roll
そして今も夢中で追いかけてる

ドーナツ盤に刻まれた3分間の物語 少年と世界を繋いでた
オレの初恋はRock'n' Roll
そして今も夢中で追いかけてる
オレの恋人はRock'n' Roll
そして今も夢中で追いかけてる


10.君と歩いた道(album ver.)

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

もし15才のあの夏に戻って
そこからもう一度やり直せたら
どんな人生送るだろう?

今よりも若く強い体
学んだ知恵 活かして
曲りくねった道を行こうと 迷わない

過ちや躓きを繰り返すことなく
夢の階段 真っ直ぐに駆け上がってゆく

若過ぎて思いやりもなく傷つけ 別れた人達
また出逢えたら 心の絆 失わない

だけど もしも君とどこかですれ違って
出逢うこともなくて愛されないのなら悲劇さ

もし15才のあの夏に戻って
そこからもう一度やり直せても
この人生を選ぶだろう
君と歩いた道をもう一度歩くだろう


11.ある晴れた夏の日の午後

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

風が青い稲の穂を撫で抜けてく畦道
静寂 蝉の声 自分の付く息 足音
真上から照りつける八月の太陽
鋭い刃で切り取った影を踏みながら
額から背中から流れ落ちる汗
視線の向こうは陽炎

写真の中の君 無邪気に笑ってる浜辺で
この時 君は 二十歳過ぎで
あどけなさの中に 強い心 秘めている

生命の輝き ほとばしる瞬間をとらえたのはこのオレ
名付けようも無い感情で

つむじ風 湧き立ち
手招くように 導くように 明日へと

いつかまた逢える日が来た時
君に恥じない日々 送ることを誓おう青空に
愛された感触が素肌と心に今も消えずにあるから